目次
ゲームプランナーがきついって本当?現役ゲームプランナーが解説
なんできついって言われているかも知りたいな
こういった疑問を解決します。
✔︎本記事の内容
- ゲームプランナーはきつくない【結論】
- ゲームプランナーがきついと言われる理由4つ
- ゲームプランナーに向いている人
✔︎記事の信頼性

この記事の筆者は、一部上場企業のゲームプランナーです。
ゲームプランナーとして経験を積み、現在はディレクターとして中規模タイトルの進行管理・企画・仕様作成を行なっています。
『ゲームプランナー』を目指す中で、「ゲームプランナーはきつい」という意見を見ると不安になりますよね。
本記事では「ゲームプランナーはきついのか?」ということを解説した上で、「きついと言われる理由」と「ゲームプランナーに向いている人」についても紹介します。
読み終える頃には、ゲームプランナーについての不安は解消しているでしょう。
将来ゲーム制作に関わりたい方は読んでみて下さいね。
関連記事 ゲームプランナーとは?平均年収も公開【現役ゲームプランナーが解説】
ゲームプランナーはきつくない【結論】

結論、ゲームプランナーはきつくありません。
業務時間から内容、給与水準まで平均的だと言えます。
筆者は2020年8月現在、30代前半で4回の転職を全て異なる業界で行いましたが、
ゲームプランナーが最も”きつくない”と感じているほど。
ゲームプランナーは企画を行い、イベント・販売物のリリースを通して、ゲームユーザーを楽しませることが仕事です。
リリース後は結果から分析を行い、次回のイベント・販売物の質を向上させ「ゲームをより楽しくする」ことを目指します。
ゲーム好きな人からすると、仕事中にゲームができたり、自分の考える面白いイベント・販売物を世に送り出せるため、やりがいも強く感じることでしょう。
では、何故きついと言われてしまうのか?
次の章で解説します。
関連記事 ゲームプランナーに才能はいらない!才能がいらない理由を論理的に説明
ゲームプランナーがきついと言われる理由4つ

『ゲームプランナー』がきついと言われてしまう理由は、想像と現実のギャップが大きい人が多いことにあります。
主な理由としてあげられるのは以下の3つ。
- コミュニケーション量が多い
- 仕事の種類が多い
- 納期がある
- 想像と異なるキャリアプラン
ひとつひとつ解説していきます。
上記4つが想像とギャップのない方は飛ばして構いません。
ゲーム業界・ゲームプランナーについて、事前に業界研究をすることでギャップを埋めるのもおすすめ。
関連記事 ゲームプランナーを目指す人におすすめの本3選【業界研究にも最適】
コミュニケーション量が多い
『ゲームプランナー』は他職業と比較してもコミュニケーション量が多めです。
企画立案からシステム・デザイナーへ制作依頼、進捗管理など仕事の性質上、コミュニケーションを要する場面が多くあります。
しかし、世の中の『ゲームプランナー』に対するイメージは黙々とゲーム作りをしている内向的なイメージがほとんど。
実際に就職してみると、人と話す機会が想像より多く、ギャップに苦しんだ結果、
人と関わることに疲れたりしてしまう人がいます。
仕事の種類が多い
『ゲームプランナー』は担当する仕事の種類が豊富です。
基本的に担当しているタイトルに対して、”なんでもやる”というものが一般的。
イベントや販売物の設計は楽しいですが、デバックやお問い合わせ対応、Twitter、Store(iOS・Android)など地味で根気のいる作業もあります。
ひとつひとつ時間はかかりませんが、毎日マルチタスクで作業をするということは想像以上に疲労が蓄積するでしょう。
コンビニ店員の経験がある人はわかりますが、接客をしながら品出しや揚げ物を作ったりするのも大変ですよね?それと同じ感覚です。
いずれも個々のタスクは軽いですが重なると掛け算のような重さになります。
納期がある
『ゲームプランナー』には納期が存在します。
イベントや販売物の実装日、大きいものだとゲーム自体のリリース日が対象です。
基本的にスケジュールは2ヶ月〜3ヶ月前から決まっているため、自分でタスクのコントロールが可能ですが、多くの人が関わるためヒューマンエラーなどで想定通りに進むことは滅多にありません。
これはゲームプランナーに限らずですが、「スケジュール感」というものは慣れないと実際の作業量より大変に感じるものでしょう。
想像と異なるキャリアプラン
ゲームプランナーのキャリアプランは世の中でイメージされているものと、現実は大きくかけ離れています。
メディアでインタビューを受けたり、ゲーム雑誌に掲載されるゲームプランナーは華やかで、とても魅力的に見えますよね。
しかし、実際は泥臭く根気のいる作業を乗り越えた、ほんの一部の人が露出しているのです。
具体的なキャリアプランと想像と現実の乖離については、以下の記事で解説しています。
関連記事 ゲームプランナーのキャリアプランは?現役ゲームプランナーが解説
ゲームプランナーに向いている人

『ゲームプランナー』に向いている人は「ゲームが好きな人」と言いたいですが、
実際は外向的な人が向いています。
仕事の性質上、様々な人や部署と関わることが多く、コミュニケーションが不足してしまう=失敗に繋がりやすいためです。
内向的な方はプログラマーという選択肢も
人と関わることが苦手だけど”ゲーム作り”に関わりたいという方はプログラマーという選択肢もあります。
こちらも全く人と関わらない訳ではありませんが、ゲームプランナーが作成した仕様書を形にしていく工程がメインとなるため、人と関わる機会は少なくなります。
ゲームプランナーの中でもきつい仕事3選

冒頭で「ゲームプランナーはきつくない」とお話ししましたが、総合的にはきつくなくても部分的にきつい仕事はもちろんあります。
ゲームプランナーの中でもきつい仕事は以下の3つ。
- 問い合わせ対応
- データ作成
- デバック
ひとつひとつ解説していきます。
ゲームプランナーのきつい仕事①:問い合わせ対応
簡単な問い合わせは仲介会社が行いますが、仲介会社では回答困難、つまりハードクレームをゲームプランナーが担当します。
きつい言葉はもちろん、「電話してこい」や「人権を侵害するような言葉」も当たり前、基本的にハードクレームは”問い合わせ先に人間がいる”ということを無視した内容です。
中には返信しても理解されなく、3ヶ月から長くて1年ほど同じユーザーとやり取りすることもあり、ストレスに感じる人もいるでしょう。
大事なのは自分が怒られているわけでなく、チームみんなで作ったゲームについて指摘されていると受け止めること。
ゲームプランナーのきつい仕事②:データ作成
個人的にはゲームプランナーの中で、1番きついと感じているのが『データ作成』です。
簡単にいうと、設計済のデータをひたすらテキストで打ち込んでいく作業のこと。
一見単純作業のように見えますが、膨大な量と複雑な作りに入力していくため、心身ともに大きく消耗します。
また、上記でお話しした利用と現実のギャップにも大きく関与しており、「ゲームの企画がしたくてゲームプランナーになったのに・・・」と感じ、離職率が最も高まるフェーズです。
しかし、データ作成を行うことはゲームの仕組みを深く知るためには必要不可欠。
データの作りを理解しているからこそ、実現可能な企画を考えることもできるため、下積みと割り切って行なっていく必要があります。
ゲームプランナーのきつい仕事③:デバック
簡単にいうと、実機・ツールでゲームの動作確認をすることです。
- 設定したアイテムは正確にドロップするか?
- ボイス・BGMは正しいか?
- ガチャは漏れなく対象キャラクターが入っているか?
追加したありとあらゆる箇所を実際に確認します。
筆者自身はゲーム好きなこともあり、きついと感じたことあはりませんが、同じゲームを何度もプレイすることにストレスを感じる人もいます。
デバックで発見できない場合、不具合を持ったまま世の中にリリースされてしまうため、責任感を持って入念に確認しましょう。
ゲームプランナーになりたい人は専門学校がおすすめ

『ゲームプランナー』になりたい方は専門学校に行くのがおすすめです。
未経験や普通大学を卒業してもゲームプランナーになることはできますが、専門学校に行くことで大幅なスタートダッシュが可能です。
未経験の場合は小さい会社からプランナーとして経験を積み、ディレクターとなるか、大企業のプランナーに転職するというルートが一般的ですが、専門学校を出ていれば最初から大企業のプランナーとなることができます。
年数に換算すると2〜3年のショートカット。
数ある中でもおすすめは、アミューズメント総合学院のゲームクリエイター科です。
就職率98%と高く、プロと同じ方法でゲームを作るゲーム開発実習も魅力的でしょう。
ゲーム開発に必要なスキルを身に付けるためには、ゲーム開発をプロと同じ方法で実践することが不可欠です。1年次に講義と並行して、チームでのゲーム開発を2度行うことで、短期間でゲームプランナーとしてのスキルを身につけます。
※クリックするとアミューズメントメディア専門学校の公式HPに移動します
無料で資料請求ができるので、将来ゲーム作りをしたい方は目を通してみると将来をイメージしやすくなりますよ。
既に社会人や大学生の方は未経験採用の案件がある、転職エージェント・転職サイトを次の章で紹介します。
ゲームプランナーの求人が豊富な転職サイト・エージェント

既に社会人で、専門学校を介さずに転職したい方は以下のサービスがおすすめ。
必須の転職エージェントと転職サイト▼
会社名 | 求人数 | おすすめ度 |
ハタラクティブ | 約2,300件 | ★★★★★ |
マイナビジョブ20’s | 約1,500件 | ★★★★★ |
いい就職.com | 約5,000件 | ★★★★☆ |
いずれも、ゲームプランナーの求人が豊富に揃えられいるだけではなく、転職活動に対するサポートも充実しています。
サービスに無料で登録をして、実際の求人をみると将来のイメージが想像しやすいのでおすすめです。
人気記事 ゲームプランナーになりたい人へおすすめの転職エージェントと転職サイト
まとめ:ゲームプランナーはきつくはないが想像とのギャップが大きい

いかがだったでしょうか。
結論、『ゲームプランナー』はきつくありません。
業務時間から内容、給与水準まで平均的だと言えます。
しかし、『ゲームプランナー』は想像と現実のギャップが大きく、きついと言われてしまうことがあります。
- コミュニケーション量が多い
- 仕事の種類が多い
- 納期がある
- 想像と異なるキャリアプラン
ゲームに関わる仕事と聞くと、内向的なイメージがありますが、
実際はコミュニケーションが多く、外向的な人物ほど向いています。
ゲームプランナーは他職種と比較しても特別きついものではありませんが、
あくまで労働であること、コミュニケーションが多く必要であることはご理解下さい。
とはいえ、現役ゲームプランナーの私から見ても、ゲーム好きに取っては最高の職業だと胸を張って言えます。
興味のある方は専門学校の資料請求、または転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
関連記事 ゲームプランナーになるには?現役ゲームプランナーが解説
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