目次
iPhone12は買うべき?スペックからGOOD・BADポイントも徹底解説
iPhone12の情報を網羅的に知りたい。
こういった疑問を解消します。
✔︎本記事の内容
- iPhone12を徹底解説
- iPhone12の凄いポイント6つ
- iPhone12の残念ポイント5つ
- 結局iPhone12はどのモデルが最適か
✔︎筆者情報

本記事の筆者は、iPhone歴10年以上のiPhoneオタクです。
iPhoneの新作が発表されるたびに徹底的に分析をしています。
遂に発表となった『iPhone12』、楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。
同時に、「iPhone12って実際どう?」や「iPhone11からどの程度進化したの?」と気になる方も多くいますよね。
本記事では、iPhone歴10年以上の筆者が、iPhone12の全モデルを徹底解説します。
読み終える頃には、iPhone12について知らないことはなくなりますよ。
iPhone12を購入予定の方はもちろん、どのモデルを購入するか悩んでいる方も、是非読んでみてくださいね。
【iPhone12】サイズ・重量

まずは、気になるiPhone12のサイズ・重量から見ていきましょう。
※スマホの方は表をスライドできます
モデル | ディスプレイ | ボディ | カラー | 重量 |
iPhone12 mini | 5.4インチ | アルミニウム | 5色 | 133g |
iPhone12 | 6.1インチ | 162g | ||
iPhone12 Pro | 6.1インチ | ステンレススチール | 4色 | 187g |
iPhone12 Pro Max | 6.7インチ | 226g |
注目はiPhone12miniのディスプレイ・重量です。
2020年10月現在の最新モデルである、iPhoneSE(第2世代)より、軽い上にディスプレイが大きいのは最大の魅力でしょう。
- iPhoneSE(第2世代):4.7インチ・148g
- iPhone12mini:5.4インチ・133g
さらに、iPhone12はiPhone11とは異なり、全てのモデルが有機ELを採用しています。
小型iPhoneを求めていた方には朗報ですね。
【iPhone12】カメラ
※スマホの方は表をスライドできます
モデル | 画角 | レンズ | LiDAR スキャナ | Apple Pro RAW |
iPhone12 mini | 13-26mm 光学2倍 | 超広角 広角 | – | – |
iPhone12 | 13-26mm 光学2倍 | |||
iPhone12 Pro | 13-52mm 光学4倍 | 超広角 広角 望遠 | ○ | ○ |
iPhone12 Pro Max | 13-65mm 光学5倍 |
iPhone11と同様に、Proモデルにのみ望遠レンズが採用されています。
さらに、iPhone12からは「LiDARスキャナ」と「Apple Pro RAW」も“Proモデルにだけ”採用されているのが特徴です。
LiDARスキャナとは、『iPad Pro』 第四世代から採用された、赤外線を使い奥行きを計測するセンサーのこと。
- 三次元形状を高精度で把握、ARがアプリ高速・高精度に
- 暗い場所のオートフォーカスが6倍速
- 暗い場所でもナイトモード・ポートレートが使用可能
LiDARスキャ搭載により、上記のようなことが可能になります。
iPhoneのカメラを普段から利用する方はもちろん、YouTuberやゲーマーの方は注目の最新機能ですね。
一方、「Apple Pro RAW」は以下のようにAppleから紹介されています。
Apple ProRes RAW は、カメラセンサーで記録した RAW 画像データに ProRes 圧縮テクノロジーを適用します。 RAW ビデオの柔軟性に ProRes の圧倒的なパフォーマンスを加えた、ハイダイナミックレンジ (HDR) のコンテンツ制作に最適なフォーマットです。
出典:Apple公式サイト
簡単にいうと、「カメラで撮影したものをRAW(画像になる元データ)で保存できるから、編集に柔軟性が生まれるよ」ということ。
例えば、「ホワイトバランスを調整してから撮影すればよかった」というシーンでも、RAWデータがあればホワイトバランスの加工を後から行うことができます。
【iPhone12】同梱物

iPhone12からはこれまで同梱されていた、「ACアダプタ・EarPods」がなくなり、同梱物は以下のみとなりました。
- iPhone12本体
- Lightningケーブル
Apple「ACアダプタは世界に流通したので付属やめました」
と公式から発表されています。
【iPhone12】残念ポイントは5つ

iPhone12は素晴らしいことだらけですが、もちろん人によっては“残念”だと感じるポイントもあります。
- USB-C不採用
- 指紋認証が不採用
- 5G対応したけど
- オーディオジャック不採用
- 60Hzディスプレイ
ひとつひとつ解説していきます。
iPhone12の残念ポイント①:USB-C不採用
新型の「iPad Pro」や「iPad Air」がUSB-Cを採用したことから、「iPhone12もUSB-Cに移行するのでは」という希望がネットでは溢れていましたが、iPhone12には不採用となりました。
昨今、他社のスマートフォンや電子機器類は、USB-Cを採用する製品が主流となっています。
iPhone12もUSB-Cを採用することで、共通の充電ケーブルが使えるようになるため、利便性が向上すると期待の声があっただけに残念ですね。
https://twitter.com/k_kujira3_sp3/status/1316394859461140481
今更iPhone12のスペック見たけど目新しさゼロだなぁ
Lightning端子継続、USB-C to Lightningケーブルは多くの人は使えない(ACアダプタは付属しない)、切り欠き継続、iPadで搭載した電源ボタンのtouch IDすらない— クー (@cusithinv) October 14, 2020
iPhone12の残念ポイント②:指紋認証が不採用
iPhoneX以降、新型iPhoneが発表されるたびに騒がれるのが“指紋認証”ですが、iPhone12には採用されませんでした。
最新のiPad(第4世代)に指紋認証が採用されたことや、新型コロナウィルスの影響から、期待する声も多かっただけに残念な結果となりました。
https://twitter.com/chagawasensei/status/1316173572927188992
なんかTL見てるとみんなが求めてたiPhone12は指紋認証とUSB-Cだけど、発表されたiPhone12は5Gとカメラがすごいって感じだった。
— Hideyuki Tanaka (@tanakh) October 13, 2020
iPhone12の残念ポイント③:5G対応したけど
iPhone12は、なんといっても“5G対応”が話題ですよね。
しかし、日本はSub6のみ対応、ミリ波の対応は海外のみ。
実は5Gっていうのは、ミリ波が一定の値を超えた場合に分類されるものですが、今回日本が対応しているSub6は4Gに毛が生えたようなもので「iPhoneに5Gバンザーイ!」とできるほどではありません。
iPhone12が「5Gだよ!」と騒いでいる。公式サイトを見たら「sub-6」と書いてある。サブシックスって何だろうとググったら、4Gに毛が生えたやつじゃんか! 僕らが想像している本格的な5G「ミリ波」が整うのは日本では何年も先のことになりそうです☺️ pic.twitter.com/DrhdWFnSG9
— はさみおじさん (@obakegakichau) October 16, 2020
- 日本:5G(sub-6 GHz)
➡︎周波数5G:4Gに毛が生えた程度 - 米国:5G(sub-6 GHz and mmWave)
➡︎周波数30G:ちゃんとした5G
iPhone12の残念ポイント④:オーディオジャック不採用
引き続き、オーディオジャックは不採用です。
有線ヘッドホンを使用する方に取っては残念ポイントですね。
これまで通り、アダプタを経由すれば利用はできますが、利便性はイマイチでしょう。
iPhone12、新色でブルーは嬉しいけど発色が好きな青じゃなかったし、アダプタ同梱しなくてもウチにあるからと思ったらケーブルだけ同梱な上にC to lightningだし、SEみたいな形状してるしイヤホンジャックはいよいよと思ったら相変わらずジャックないし、なんか不便だなぁ……
— 悠斗 (@uuuuux2) October 14, 2020
iPhone12の残念ポイント⑤:60Hzディスプレイ
他スマートフォンで実装されている、120Hzディスプレイは見送られたました。
120Hzディスプレイ搭載のスマホ例
- Samsung Galaxy Note20 Ultra
- Galaxy Z Fold 2
- Motorola Razr 5G
ちなみに『Hz』とは、「1秒間で画面を更新できる回数」のこと。
60Hzであれば1秒間で60回の画面を更新します。
パラパラ漫画って、ページ数が多い方が動きが滑らかになりますよね。
ディスプレイでも同じことが起きていて、Hzが高いほど動きがヌルヌルします。
普通に使う分には何の問題もないけど使用感で言うと120hzと60hzだとretinaと非retina位差があると思う
だからってGalaxy買うのもなぁ
高いしめっちゃ悩む#iPhone12— ひろゆき (@33HIROYUKI33) October 16, 2020
【iPhone12】スゴイポイントは6つ

これまで”残念ポイント”を解説してきましたが、もちろん“スゴイポイント”も満載です。
- A14 Bionicチップ
- LiDAR スキャナ
- Ceramic Shield
- MagSafe
- Dolby Vision
- Apple ProRAW
ひとつひとつ解説していきます。
iPhone12のスゴイポイント①:A14 Bionicチップ
iPhone12は、スマホで初めて『A14 Bionicチップ』を採用しています。
- 処理速度が向上
- トランジスタ数が30億増加
- ニューラルエンジンが2倍に増加
『A14 Bionicチップ』を採用することで上記のような恩恵を受けることができます。
また、『A14 Bionicチップ』のベンチマークは「iPhone11 ProMax」に搭載されていた『A13 Bionicチップ』しかありません。(それほどまでに最先端)
iPhone12は5G対応だが日本仕様はミリ波に対応はしていない。5Gで夢のような世界をイメージしてるけどそれを実現するのはこのミリ波の環境設備の普及とミリ波対応の端末でなければならない。5G(sub6)だけではそんなに大幅な速度向上は無理だと思う。A14 Bionicチップは興味あるから12miniは使ってみたい
— 古瀬間ロム サブ垢(こせまろむ) (@kosema_rom1919) October 17, 2020
他スマホの追従を許さなかった自社の『A13 Bionicチップ』をさらに超えたのが『A14 Bionicチップ』ということになります。
この2つを比較すると以下の通り。
※スマホの方は表をスライドできます
A14 Bionicチップ | A13 Bionicチップ | |
演算回数 | 毎秒11兆回 | 毎秒5兆回 |
プロセス回数 | 5nm | 7nm |
トランジスタ数 | 118億 | 85億 |
CPU構成 | 4つの省電力コア 2つの高性能コア 16コアニューラルエンジン | 4つの省電力コア 2つの高性能コア 8コアニューラルエンジ |
最も進化したのはプロセス数「5nm」でしょう。
スマホ業界としては初の5nmを搭載。
簡単にいうと、CPUを製造する際の緻密度が上がったということ。
芯が細い鉛筆の方が細かい作業ができるのと似ています。
A14 Bionicは業界初の5ナノメートルチップ。詰め込まれた先進的なパーツのサイズは原子レベルです。トランジスタの数が40パーセント増えたので、さらに高速。電力効率も向上したため、バッテリーが長時間駆動します。しかも新しいISPが、Dolby Visionでビデオ撮影ができるパワーを生み出します。これは、ほかのスマートフォンは言うまでもなく、プロ向けのムービーカメラにもできないことです。
出典:Apple公式サイト
iPhone12のスゴイポイント②:LiDAR スキャナ
iPhone12には『LiDAR スキャナ』が搭載されています。
『LiDAR スキャナ』とは、光で距離を測定する技術のことです。
- 三次元形状を高精度で把握、ARがアプリ高速・高精度に
- 暗い場所のオートフォーカスが6倍速
- 暗い場所でもナイトモード・ポートレートが使用可能
- AR・3Dスキャンが圧倒的に進化
これにより、カメラの利便性が圧倒的に向上することはもちろん、AR(拡張現実)の圧倒的進化によりユーザーは新しい体験を味わうことができるでしょう。
海外では、AR機能を利用したゲーム開発も進行中です。
ナイトモードポートレート、暗い場所でのより速いオートフォーカス、次世代のAR体験をもたらすLiDARスキャナ
これ体験してえ#iPhone12
— ccpon (@337740) October 17, 2020
iPhone12のスゴイポイント③:Ceramic Shield
iPhone12は「Ceramic Shield(セラミックシールド)」が採用されています。
Appleによると、「どんなスマートフォンのガラスよりも頑丈」で、4倍の落下耐性によって「iPhoneの耐久性をこれまで以上に高める」といこと。
内部的な進化も嬉しいですが、スマホを肌身離さず持ち歩く現代としては、こういった耐久の進化も本当に嬉しいですよね。
iPhone12のスゴイポイント④:MagSafe
iPhone12には「MagSafe」というマグネットが採用されています。
MagSafeはiPhoneの背面に強力なマグネットを埋め込むことで、ケースやカスタム品などの着脱をスムーズにし、飛躍的に利便性を上げる機能です。
充電器もマグネットでくっつけるタイプになるため、感覚としてはアップルウォッチのような感じになります。
以前は1度ケースやアクセサリ、レザーウォレットなどを装着したら”壊れるまで使う”のが主流でしたが、MagSafeにより着脱が簡単になったことで、お洒落が格段に楽しみやすくなったと言えます。
中には、服装や気分によってケース・アクセサリを変える人も出てくるでしょう。
iPhone12のスゴイポイント⑤:Dolby Vision
iPhone12は「Dolby Vision」にも対応。
「Dolby Vision」はHDRの規格のひとつで、明るさの明暗をどこまで表示できるかという指標です。
※解像度ではない
2020年10月現在は、映像といえば4Kがトップですが、今後は4K+DolbyVisionになってくると予想されるため、YouTuberに取っては嬉しい機能です。
iPhone12のスゴイポイント⑥:Apple ProRAW
iPhone12は「Apple ProRAW」が採用されています。
カメラ機能の解説でもお話ししましたが「カメラで撮影したものをRAW(画像になる元データ)で保存できるから、編集に柔軟性が生まれるよ」ということです。
例えば、「ホワイトバランスを調整してから撮影すればよかった」というシーンでも、RAWデータがあればホワイトバランスの加工を後から行うことができます。
Apple ProRes RAW は、カメラセンサーで記録した RAW 画像データに ProRes 圧縮テクノロジーを適用します。 RAW ビデオの柔軟性に ProRes の圧倒的なパフォーマンスを加えた、ハイダイナミックレンジ (HDR) のコンテンツ制作に最適なフォーマットです。
カメラに拘らないならiPhone12miniがおすすめ

以下の理由から、カメラに拘らないなら『iPhone12mini』がおすすめです。
✔︎GOOD
- SE(第2世代)より小さくて軽い
- ディスプレイは大きい、5.4インチ(SE:4.7インチ)
- 解像度はProと同じ(画素密度がminiが高い)
- A14チップ搭載
- 望遠カメラいらない
- 有機EL
- 476ppi(画素数)
- 価格が安い
iPhone12 mini(256GB):90,800円
iPhone12 Pro Max(256GB):128,800円
✔︎BAD
- LiDARスキャナがない
- Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大30fps)
- バッテリーが少ない
ビデオ再生15時間(Pro Maxは20時間) - 512GBがない
- A14チップ搭載だが、メモリが不明
iPhoneは発売までメモリが不明
懸念点があるとすれば、iPhoneは発売までメモリがわからないため、「A14チップは搭載しているけど、メモリが低くてイマイチ」という可能性があります。
これらを踏まえると、販売後にメモリを把握してからの購入がおすすめ。
カメラ利用・ゲームプレイならiPhone12ProMAX

カメラを頻繁に利用する・ゲームプレイなら、『iPhone12 Pro MAX』がおすすめ。
- LiDARスキャナがない
- Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大60fps)
- 望遠レンズが使える
MAXのみ:13-65mm 光学5倍、センサー大きい、センサーシフト手振れ補正 - バッテリガー強い
- Apple ProRAW
- 512GBがある
- A14チップ搭載でメモリも強い予想
価格が高いこと・重量が気にならないのであれば、『iPhone12 Pro MAX』が手堅い印象があります。
メモリもこれまでのモデルより低いことは考えられません(過去の実績から)し、何より最大スペックを購入するという安心感もあります。
【iPhone12】予約・発売のタイミングが違う

iPhone12はモデルによって、予約・発売タイミングが異なるので注意が必要です。
※スマホの方は表をスライドできます
モデル | 予約 | 発売 |
iPhone12/12Pro | 10月16日 | 10月23日 |
iPhone12 mini/12 Pro Max | 11月6日 | 11月13日 |
まとめ:iPhone12はiPhone11を持っていないなら買うべき

iPhone12はiPhone11プラスとも言える性能です。
よって、「iPhone11を持っている方であれば急いで買わなくてもいいかな」という印象を受けました。
iPhone11からの進化はカメラやAR(拡張現実)周りが多く、スマホの利便性という部分ではA13チップより若干良くなったA14とMagSafeぐらいなので、大差はありません。
あくまで個人的な意見ですが、判断材料になれば幸いです。
それでは、良いiPhoneLifeを。
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